それ、部屋着に見えてない?GUのIラインワンピ攻略法
こんにちは!パーソナルスタイリストのMidoriです。
いつのまにかもう8月に入り、秋物の服がちらほら出てきていますが、現実的にはまだまだ暑い…。
「お手頃で着倒せる服が後一着あるといいんだけどなー」と思ったとき、おすすめなのがGUのIラインワンピースです。
お出かけも、学校も、スーパーも、これ一着あればとりあえずおしゃれに見えます。
しかもセールがかかっているので、ほいっと買ってガシガシ使えるスグレモノ。
でも実は、この無難なIラインスカートでも、似合う人と似合わない人がいるんです。
試着してみて、「なんかちがう…」と思われた方必見!
今回は、Iラインワンピースがしっくりこない理由とその解決法を説明します!
鏡に映る私は、「…ガンダム?」
なんとなくきゃしゃにみえそう
なんとなくおしゃれにみえそう
そんなIラインワンピースですが、実際に着てみると、こんなトラブルがある場合も。
・肩幅が目立つ
・首が短く見える
・着太りする
・パジャマに見える
ちなみにMidoriは肩幅が目立ち、ガンダム化します。
Iライン特有の、体が薄く見える効果を完全に無効化し、友人にも「うん、頼りがいのありそうな肩!」といわれるまでに。
ほかにも、首が詰まってバランスが取れなかったり、全体にボリュームが出て妊婦さんのように見えたりすることもあります。
おしゃれを狙ったのに、部屋着のまま外に出てきたように見えてしまうこともあるんです。
これらは、いったいなぜ起きるのでしょうか?
しっくりこない原因は、服と体の相性
実は、Iラインワンピースが似合いにくい原因は、シルエットと柄の「シンプルさ」にありました。
名前の通り、全体から見てすとん、と下に落ちるシルエットのワンピース。
シンプルなので着やせしそうですが、世の中にはウエストマークがないと美しく見えない人というのが存在します。
それは、グラマー・ペアー・トライアングル体型の方。(リンクに詳細あり)
グラマーの方は、バストとヒップがありウエストがきゅっと締まっているため、ウエストマークがないと胸とお尻の豊かさがぽっちゃりに見えることがあります。
ペアーの方は、上半身が下半身に比べて薄く細いので、Iラインシルエットに入れるとお尻がめだちやすくなってしまうんです。
トライアングルの方は、下半身が上半身に比べてすっきりと細いので、Iラインシルエットに体を入れると肩のシャープさが強調されて見えやすいんです。
それともうひとつ、流行のIラインワンピースは、だいたい黒白ベージュ、もしくはアースカラーの単色で、ナチュラルに見えるようにできています。
この特徴と相性があまりよくないのが、「装飾性があり、ドラマティックなテイストの服が似合う」方。
1950年代の女優さんがイメージです。
例えば、マリリン・モンローがGUのIラインワンピースを着たらどう見えるでしょう?
それがグレース・ケリーだったら?
どんなに本人が魅力的でも、これは違う、ってなりますよね。
ナチュラルの反対に位置する、人工的で、都会的な雰囲気をまとっていると、Iラインワンピを着ることによって、その魅力が半減してしまうこともあります。
タイプ別 Iラインワンピース攻略法
でも、流行ってるし、楽だし、かわいいし、三拍子そろったアイテムをあきらめるのはもったいない!
ここでは、原因に合わせてIラインワンピースをもっと魅力的に着こなす方法をご紹介します。
・肩幅が目立つ/首が短く見える
このタイプのかたにおすすめなのは、首もとに何らかの縦ラインをつくり、クルーネックの詰まり感を打開することです。
例えば、ロングネックレスをつけてみる
最近重ね付けが流行っているので、今っぽさもありおすすめです。
明るい色のIラインワンピ×Vネックカーディガン
首元にVラインを作ることで、「カーディガンの内側はデコルテですよ~」という主張ができます。
ニットをたすき掛けする
これも、上半身に切れ込みを入れることにより、クルーネックとノースリーブの横幅を目立たなくする方法です。
・着太りする
このタイプの問題は、ウエストマークをすることで解決します。ベルトを一本巻くだけで、あら不思議、すっきり見えちゃうんです。
華奢な肩は細いベルトを、がっしりしている方は中太くらいのものがおすすめです。
・部屋着に見える
このタイプの方におすすめなのは、小物で優雅さを演出することです。ナチュラルでシンプルなIラインワンピに、柄や色みで人工感を足していきましょう。
黒やネイビーのワンピースを選ぶと、きれいめに見えるのでおすすめです。
柄物のはおり
一枚あると便利なのが、柄のついたはおり。冷房対策にもなりますし、大人っぽく見せられますよ。
大ぶりピアス
顔周りにインパクトを持ってくることで、服とのつなぎ目を果たしてくれます。
異素材のバッグ
PVCや革のバッグなど、遊びを加えることで似合いやすくなります。
いかがでしたか?
何となく無難だけれど、実はクセのあるIラインワンピ。
原因別にアプローチすれば、タンスの肥やしにならずにたくさん着られます。
ひと工夫加えて、暑い夏もおしゃれに乗り切っていきましょう!